神戸製鋼 (KOBELCO) 被膜アーク溶接棒 特集 工具の三河屋 被覆アーク溶接棒 メイン画像
このページでは、工具の三河屋で販売している、神戸製鋼(KOBELCO)の被覆アーク溶接棒(鋼鉄用)をフラックスの種類で用途別に紹介しています。

取扱溶接棒一覧(型番を
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●ライムチタニヤ系(アークが穏やかで流動性がいい、広い範囲で使用可能な溶接棒)
Z-44(ゼロード44)は神戸製鋼で最も代表的な溶接棒です。低ヒュームです。

●イルミナイト系(溶け込みがよく、機械的性質に優れている薄板溶接用の溶接棒)
B-10(ビートウ,ビートー)は作業性重視の溶接棒です。薄板での溶け込みに優れています。
B-14は作業性と溶接性のバランスがいい溶接棒です。JISの技量試験やコンクールなどでよく使われます。
B-17は溶接性能重視の溶接棒です。最も信頼性のある溶接棒です。

●高酸化チタン系(溶け込みが浅く、光沢がある美しいビード外観の溶接棒です。機械的性質に劣るので、見た目にこだわる肉盛用溶接棒です。)
B-33は化粧肉盛用の溶接棒です。ビードの外観が美しく、浅い溶け込みが特徴です。
RB-26は立向下進溶接も可能な溶接棒です。高酸化チタン系なので見た目重視の美しい溶接ができます。

●低水素系(水素を極限まで少なくすることで酸素量を減らし、ブローホールなどの溶接不良の発生を抑えます。特に湿気に弱いので、保存には注意が必要です。)
LB-47は最もベーシックな低水素系溶接棒で、全姿勢での溶接が容易に行えます。JISの検定などでも使用されています。
LB-52は最も代表的な低水素系溶接棒です。X線性能や機械的性質に優れているため幅広く使用されています。
LB-26は作業性に優れた低水素系溶接棒です。LB-52にくらべ溶着速度が速いので、作業時間を短縮できます。
LB-52Uは多層肉盛溶接の初層(1層目)に使います。裏はつりが不要になるので能率が上がります。美しい裏波で、最近では溶接試験でも広く使われています。
LB-26Vは立向下進溶接で非常に高い性能の溶接ができます。

詳細
Z-44 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:車両、軽量鉄骨、建築などの溶接
棒端色:銀灰色
二次着色:青白色
JIS:Z3211 E4303
AWS:A5.1 E6013

被覆アーク溶接のスタンダードといわれているZ-44は、神戸製鋼で最もスタンダードな溶接棒です。
B-10 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:車両、建築などの溶接
棒端色:緑色
二次着色:なし
JIS:Z3211 E4319
AWS:A5.1 E6019

B-10は溶け込みが大きく、薄板溶接とすみ肉溶接に適した溶接棒です。
B-14 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:車両、建築などの溶接
棒端色:薄茶色
二次着色:なし
JIS:Z3211 E4319 U
AWS:A5.1 E6019

B-14は作業性と溶接品質の両方に優れた溶接棒です。
B-17 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:造船、機械、建築などの溶接
棒端色:黄色
二次着色:なし
JIS:JIS Z3211 E4319 U
AWS:A5.1 E6019

B-17は溶接品質に優れた溶接棒です。
B-33 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:一般機械、軽量鉄骨の薄板などの溶接、化粧盛り
棒端色:桃色
二次着色:なし
JIS:JIS Z3211 E4313
AWS:A5.1 E6013

B-33は化粧肉盛用の溶接棒で、溶け込みが浅い代わりに非常に美しいビードが出る、見た目重視の溶接棒です。
RB-26 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:薄板などの立向溶接
棒端色:黒色
二次着色:なし
JIS:Z3211 E4313
AWS:A5.1 E6013

RB-26は、立向下進溶接ができる、化粧肉盛の溶接棒です。
LB-47 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:造船、橋梁、圧力容器などの溶接
棒端色:青白色
棒端色:黒色
JIS:Z3211 E4316 U
AWS:A5.1 E7016

LB-47は最も基本的な低水素溶接棒で、X線性能、機械的性質に優れて作業性がいい、低水素系のいいところがすべて集まった溶接棒です。
LB-52 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:造船、橋梁、圧力容器などの溶接
棒端色:青白色
二次着色:白色
JIS:Z3211 E4916 U
AWS:A5.1 E7016

LB-52は神戸製鋼でもっとも代表的な低水素棒です。非常に人気があり、広く愛用されています。
LB-26 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:造船、橋梁、圧力容器などの溶接
棒端色:青白色
二次着色:なし
JIS:Z3211 E4316U
AWS:A5.1 E7016

LB-26は、最も作業性に優れた低水素系棒です。溶接性能に優れるとともに、溶着速度が速いため、作業能率が上がります。
LB-52U 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:軟鋼、490MPa級銅パイプ、継手の裏波溶接
棒端色:青白色
二次着色:桃色
JIS:Z3211 E4316
AWS:A5.1 E7016

LB-52Uは、裏波溶接用の溶接棒です。多層溶接の初層に使用することで、裏はつりを省略できます。 パイプラインの溶接やJIS試験、コンクールなどで使用する方が多くいらっしゃいます。
LB-26V 溶接棒一覧へ戻る
特徴
使用用途:造船、建築、橋梁などの溶接
棒端色:青色
二次着色:緑色
JIS:Z3211 E4948
AWS:A5.1 E7048該当

LB-26Vは立向下進溶接のために作られた溶接棒です。スラグが自然剥離し、耐割れ性や機械的性質に優れます。
被覆アーク溶接とは
被覆アーク溶接とは、半自動溶接(CO2溶接)やTIG溶接(アルゴン溶接)と異なり、 炭酸ガスやアルゴンガスなどのガスを使用しない、『被覆アーク溶接棒と溶接機』だけで溶接を行う、 最も低コストで始められる、ノンガスの溶接です。

溶接機も工場などで使用される200Vの電源を使用するダイヘンの交流機「BS250M」や、 ホームセンターなどで販売されているSUZUKIDに代表される家庭用電源100Vで使用可能な 「アイマックスシリーズ」など幅広い溶接機が販売されています。

被覆アーク溶接棒と溶接機とシンプルな組み合わせのため、DIYなどで溶接を始めたい方には入りやすい溶接方法です。

ただ「くっつけるだけ」であれば簡単ですが、
美しいビード(溶接痕)で溶接するためには正しい溶接棒の選定と、熟練した「職人の熟練の技」が必要になります。


溶接棒により難易度は変わるのか?
Z-44などの溶接棒は、アークスタート(溶接し始め)がよく使いやすいのですが、 LB-52など低水素系の特殊な溶接棒になると溶接性能が良くなる代わりに、 スタンダードな溶接棒よりも扱いにくくなります。


なぜプロ仕様の溶接棒がよいのか?
職人たちが使用する溶接棒は、神戸製鋼(KOBELCO)と日鐵住金溶接工業(日鉄住金,NSSW)の2社の溶接棒です。
やはり職人たちが神戸製鋼(KOBELCO)と日鐵住金(NSSW)の2社の溶接棒を愛用するには理由があります。
・品質が良い
・安定した溶接が可能
・様々な用途により多くの種類の商品が作られてる
そのため、『プロ』と呼ばれる人たちは、好んで神戸製鋼や日鐵住金の溶接棒を使用しています。


被覆アーク溶接棒の線径による梱包あたりの本数
お客様からよく聞かれる質問で多いのが、「1kgって言ってるけど何本なの?」という声です。 フラックスの種類などにより多少異なりますが、軟鋼用の溶接棒ではおおよそ以下のような本数が入っています。
線径棒長ばら売り小箱大箱
2.0mm300mm約45本(0.5kg)約180本(2kg)約1800本(20kg)
2.6mm350mm約43本(1kg)約215本(5kg)約860本(20kg)
3.2mm350mm約29本(1kg)約145本(5kg)約580本(20kg)
4.0mm450mm約15本(1kg)約75本(5kg)約300本(20kg)
5.0mm450mm約9本(1kg)約45本(5kg)約180本(20kg)
※溶接棒の型番により、棒長が変わります。上記は代表的な線径と棒長による表示です。


溶接棒の選び方
溶接棒は、『溶接棒の銘柄×線径×重量』の基準で選びます。 溶接棒の銘柄は、溶接したい母材や板厚、溶接方法により選びます。
線径は、使用する溶接機で溶接できる線径(溶接機の最大電流値が足りているか)、溶接する板厚等により選びます。
重量は溶接する量により選択します。当店では、オリジナルの1kgバラ売り(φ2.0mmの棒は0.5kgばら売り)商品があります。 バラ売り溶接棒は乾燥剤入りで袋詰めしているため、通常の5kg小箱や20kg大箱同様、吸湿しにくくなっています。
※溶接棒は湿度に弱い商品です。開封後はなるべくお早めに使い切ってください。


溶接おススメ品
被覆アーク溶接をする際に、なくてもいいけどあると便利なものを紹介します。


溶接棒乾燥機
溶接棒乾燥機は被覆アーク溶接をする際に必ず必要になるものではありませんが、 JISの手溶接被覆アーク溶接技能者資格試験などの検定試験であったり、 溶接個所をX線検査、超音波検査などの検査をする場合などの 絶対に失敗が許されない溶接で活躍します。

溶接棒を適切に乾燥させることで、溶接不良(ブローホールなど)を防止し、 適切な溶接を行いやすくなります。

自動遮光面
被覆アーク溶接では、アークが強く発光するため、目の保護に遮光面が必要になります。
こちらの自動遮光面は、手持ち面と違い両手が自由に使えて、溶接時に、アーク光に反応して明るさが自動で調節されます。 遮光レベルが調節できるので、被覆アーク溶接だけではなく、CO2溶接(半自動溶接)やTIG溶接でも使用することができます。 また、色も豊富にあるので、個性を出すこともできます。
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