マツモト機械 タングステン研磨機 TA-CX タントギ CUBE®
マツモト機械の溶接用タングステン電極研磨用のタントギCUBE®(TA-CX)は、TIG溶接でよく使用されるタングステン電極のφ1.6、2.0、2.4、3.0、3.2mmの電極をワンチャック構造のコレットチャック1個で任意の角度に研磨することが出来るタングステン研磨機です。
また台座をスライドさせることで、ダイヤモンドディスク全面を使用することが出来最大1700回研磨可能(φ1.6mm電極研磨時)です。
≪研磨可能なタングステン電極≫
トリア2%入りタングステン電極、セリア2%入りタングステン電極、ランタン2%入りタングステン電極、純タングステン電極
各タングステン電極φ1.6〜3.2mm
タングステン電極の先端形状とアーク
TIG溶接(アルゴン溶接)での溶接は、タングステン電極から母材に向けてアークを飛ばし溶接を行います。
たかが電極ですが、アーク発生個所という最も重要な場所であるため電極の形状・状態は大変重要なものとなります。
特にタングステン電極の先端形状は重要で、一般的なTIG溶接ではタングステン電極の先端角度が45〜60度が良いとされています。(溶接方法としては、90度でも使用されます)
タングステン電極の先端を鈍角に研磨するとアークは集中し、鋭角に研磨するとアークが広がります。溶接歪みを気にされる溶接個所には、鈍角に研磨したタングステン電極のご使用ください。
母材と接触し金属が溶着してしまった電極、消耗し丸まった電極は、再研磨を行うことで再度使用可能になります。
タングステン研磨機 タントギCUBE® 研磨手順
タントギCUBE®の 精度の高い研磨
各タングステン電極毎にコレットを準備する必要はなく、本体付属のコレット・チャックで1.6、2.0、2.4、2.6、3.0、3.2mm(1.6〜3.2mm)のタングステン電極を研磨することが出来ます。
トリア入りタングステン電極、セリウム入タングステン電極、純タン(純タングステン電極)、ランタン2%入タングステン電極のいずれの電極でも使用することが出来ます。
タングステン研磨機 TA-CX タントギ CUBE® 商品
店長のおすすめポイント
TIG溶接(アルゴン溶接)を行う上で最も重要な電極を「簡単に」かつ「精密」に研磨することが出来る電動のマツモト機械のタングステン研磨機です。
さすがにタングステン電極の研磨機メーカーだけあり、1.6〜3.2mm間の電極径に関係なく使用できる点、ダイヤモンドディスク全体を使用できる点、決まった角度以外にもお好みの角度に研磨できる点などかゆいところまで手が届くつくりとなっています。
もちろん、純タングステン電極(純タン)、トリア入りタングステン電極(トリタン)、セリウム入りタングステン電極のいずれも研磨可能です。
ワンランク上のTIG溶接(アルゴン溶接)を目指されている方、タングステンをグラインダ等で研磨している方、自動機などでいつも同じ電極研磨角度が必要な方、特に溶接歪みに注意されている方などにおススメな逸品です。