溶接棒 NS-03Hi(NS03Hi) φ4.0mm×450mm ばら売り1kg スタンダードな溶接棒 日鉄溶接工業 (旧:日鉄住金溶接工業 NSSW)
溶接棒 NS-03Hi(NS03Hi) φ4.0mm×450mm ばら売り1kg スタンダードな溶接棒 日鉄溶接工業 (旧:日鉄住金溶接工業 NSSW)は、日鉄溶接工業製の最もスタンダードな薄板、中板の溶接に向いた溶接棒です。
夏場や梅雨などの湿度が高い状態で放置された状態でも高い再アーク性があります。また棒曲げ性も高く狭い場所での溶接に向くなどの特徴があります。
車両、建築、その他一般構造物などに用いられる軟鋼(SS400、SM400など)の薄中板の溶接向き
全姿勢での溶接が可能
【JIS規格】JIS Z 3211 E4303-U
【AWS規格】AWS A5.1 E6013該当
最もスタンダードな溶接棒 NS-03Hiの詳細
【JIS規格】JIS Z 3211 E4303-U
【AWS規格】AWS A5.1 E6013該当
※上記の規格が同じであれば、同等品の被覆アーク溶接棒となります。
【棒端色】青
神戸製鋼のZ-44との同等品となります。
溶接棒を選ぶ4つのポイント
被覆アーク溶接棒は、下記の4つのポイントで選ぶことができます。
1.溶接する母材の材質により選ぶ
軟鋼や高張力鋼など鉄の材質により、溶接棒を選ぶ必要があります。
2.アークスタート性
短い溶接を大量に行う場合は、アークのスタート性、再アーク性が重要となります。
3.スラグの剥離性
溶接後にビードの上にできるスラグが簡単に除去できるかどうかは、溶接後の後処理の時間に影響を与えます。
4.アークの安定性
溶接時のアークが安定しているときれいに溶接ができる、後処理が必要になるスパッタの発生が抑えられるなどに影響します。
実際に溶接される条件により、溶接棒を選定することで効率的に溶接を行うことができます。
溶接方法の比較
電気を使用した溶接方法は大まかに3種類に分類することができ、溶接方法毎に特徴があります。
被覆アーク溶接棒によるアーク溶接(手棒溶接)
メリット:道具が安価(ガス不要)、現場での溶接が可能
デメリット:溶接棒が350〜500mm程度のため、長い距離の溶接には不向き
CO2溶接(半自動溶接)
メリット:自動で溶接材料が供給されるため、楽に作業が行える
初心者でも比較的簡単に作業ができる、長い距離の溶接に向いている
デメリット:炭酸ガスを使用するため、ガスのコストが上乗せさせる
永い間使用していないとワイヤーが錆びてしまうなど
TIG溶接(アルゴン溶接)
メリット:鉄、ステンレス、銅、チタンなど豊富な金属の溶接が可能
(アルミの溶接については交流TIG溶接で行う必要があります)
デメリット:アルゴンガスが必要になる。難易度が高く、作業者の力量によって品質が大きく変動する
日鉄溶接工業 スタンダードな溶接棒NS-03Hiの種類
店長のおすすめポイント
日鉄溶接工業の最もスタンダードな溶接棒です。
被覆アーク溶接を初めてやられる方や選定に困った際にはこちらの溶接棒がおススメです。
棒を曲げて狭いところを溶接したり、再アーク性が良かったりととにかく使いやすい溶接棒になっています。
神戸製鋼のZ-44の同等品なので、コツコツとつつくような溶接感が好みであれば、Z-44、柔らかい溶接感が好みであれば、NS-03Hiと選んでもよいかもしれません。
この商品はメーカー最小梱包以下のばら売り1kgの商品となります。