神戸製鋼 (KOBELCO) 半自動溶接用ワイヤ DW-H450 ワイヤ径 1.2mm 20kg/巻 硬化肉盛 鉄用
神戸製鋼 (KOBELCO) 半自動溶接用フラックス入りワイヤ PREMIARC DW-H450 φ1.2mm×20kg/巻です。マルテンサイト系、スラグタイプの硬化肉盛用のワイヤで、炭酸ガスアーク溶接(CO2溶接)に使用される溶接材料です。
DW-H450は耐土砂摩耗や耐金属間摩耗などに優れています。焼き戻し軟化抵抗が大きく、安定した硬さが得られます。アークの安定性に優れ、スパッタ発生も少なく、スラグは自然にはく離するため除去作業が容易です。
シールドガスは炭酸ガス(CO2)を使用します。
機械加工はハイス系では困難なので、超硬工具類を使用してください。
線径ラインナップ:1.2mm、1.6mm
(1.2mmは通常在庫。1.6mmはお取り寄せになります)
KOBELCO 溶接ワイヤ DW-H450 成分表
コベルコ 半自動溶接ワイヤー DW-H450 (DWH450)
用途:硬化肉盛用
タイプ:スラグ系フラックス入りワイヤ
シールドガス:炭酸ガス CO2
ガス流量:20〜25L/min
【JIS規格】:Z 3326 YF3B-C-450
KOBELCO 半自動溶接用ワイヤの分類
神戸製鋼 (KOBELCO)の半自動溶接用ワイヤーは大きく4つの種類に分けられます。
ソリッドワイヤ
銅めっきあり:MG/MIX系
銅めっき処理がワイヤ表面にしてある、最もスタンダードなワイヤ。スラグは少ないが、スパッタの量が多く溶接外観は他のワイヤに劣る。流通量が多く金額が安価。
MG:炭酸ガス使用 MIX:炭酸ガスとアルゴンガスの混合を使用
銅めっきなし:SE系
銅めっきがなく、ワイヤ表面に特殊な加工がしてある。そのため銅めっきに起因するヒュームの低減、めっきカスが出ない事でアークが安定し送給性が向上する。メッキありソリッドワイヤの上位タイプでやや高価。
フラックス入りワイヤ
ワイヤ内側にフラックス:DW系
外側に溶着金属、内側にフラックス剤を閉じ込めたワイヤ。溶接速度が速く、スパッタが少ない美しいビードの溶接ができる。スラグがソリッドワイヤに比べ多く、金額が高い。
(DW-Zという低スパッタ、低ヒュームのZシリーズのワイヤもある)
ワイヤ内側に鉄粉を含ませたフラックス:MX系
フラックス剤に多量の鉄粉を含ませる事で、ソリッドワイヤと同等のスラグの発生量、DWワイヤの高能率、低スパッタ、美しいビードなどの溶接外観を兼ね揃えたハイスペックなワイヤ。他のワイヤよりも高価。
KOBELCO 半自動溶接ワイヤ ラインナップ
店長のおすすめポイント
コベルコ 硬化肉盛用 半自動溶接ワイヤ DW-H450 ワイヤ径 1.2mm 20kg/巻です。
硬化肉盛溶接はアーク溶接棒を使うことが多いですが、神戸のDW-Hシリーズを使えば半自動で行えます。
アーク溶接に比べ溶着速度が3〜4倍のスピードで行えるため効率化が図れます。
硬化肉盛溶接は適切な温度管理や溶接条件を満たさないと、割れや溶接不良につながりますので注意が必要です。
当店では人気の1.2mmを通常在庫しておりますので、即日発送できます。1.6mmもお取り寄せできますので、お気軽にご相談ください。